小説

レゾナンス

音楽がスタジオを出て、社会そのものを揺らし始める。

『レゾナンス』の表紙

誰かが揺さぶられることを受け入れたとき、音楽は始まる。

見捨てられた礼拝堂、石のアーチの下に置かれたアンプ、同じ演奏を繰り返さないために耳を澄ますベーシストと仲間たち。その聴くことから HARMONY は生まれるが、物語が追うのはさらに大きな波だ。身体、忠誠、制度、そして音楽が揺さぶる権力の形へ。

『レゾナンス』は音から始まる。一本のベースライン、沈黙、互いに別の応答を学ぶミュージシャンたち。やがてその波はスタジオを出て、測定と管理と痕跡に取りつかれた社会を照らし出す。

私は「RomanSon」という形式を創案しました。小説の各章を、章ごとのオリジナル曲とそのミュージックビデオの映像でさらに響かせるものです。『レゾナンス』は最初の RomanSon です。楽曲とミュージックビデオは、公開に合わせてこちらでご覧いただけます

フランス語で書かれた原作を、フランス語、英語、スペイン語、ブラジル・ポルトガル語、ドイツ語、日本語、韓国語、簡体字中国語で読めます。

『レゾナンス』の表紙

誰かが揺さぶられることを受け入れたとき、音楽は始まる。

小説

音の中で始まるもの

舞台

場所

古い礼拝堂。完全に修復されることなく、もう一度立ち上がった場所。アーチの下にはアンプがあり、別の人なら静けさを置いた場所にはドラムがあり、同じものを再現するより探すことを選ぶバンドがいる。

身振り

即興

ここで即興するとは、でたらめに演奏することではない。アイデアがどこへ向かうのか分からないうちに、そのアイデアに自分を動かされることを受け入れられるほど、細やかに耳を澄ますことだ。

揺らぎ

共鳴

耳を澄まし続けるうちに、いくつかのモチーフは音楽の中だけにとどまらなくなる。言葉へ、決断へ、ゲームへ、人間関係へと移っていく。

1

場所

何を問いかければいいのか分かるより先に、応えてしまう部屋。

2

聴くこと

自分たちの居心地のよさを繰り返さないようにする音楽家たち。

3

つながり

前触れもなく、別の場所で応え始めるもの。

4

境界

聴くことが無邪気ではいられなくなる瞬間。

主題

この本を動かすもの

音楽

装飾としてではなく、考えるための方法として。応えること、受け継ぐこと、場所を空けること、訪れたものを押しつぶさないこと。

注意

この本が追うのは、聴くことが力となり、やがて責任へと変わる、あの壊れやすい瞬間だ。

共鳴

二つのものを結ぶものが、結ばれたそれぞれよりも現実味を帯びることがある。

物語へ

道筋を明かさずに

レゾナンスは具体的な場所から始まる。不完全な部屋、バンド、演奏の習慣、話し合い、意見の食い違い、そしてともに答えを探す、きわめて人間的なやり方。

やがて小説の中に、一つの問いが少しずつ形をとる。耳にしたものが自分たちの決断を変え始めるとき、聴くとは本当はどういうことなのか。

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